Robert Frank: Books and FIlms, 1947-2016 展 @東京藝術大学 陳列館
私の一番好きな写真家はロバートフランクだ。
その彼の展示が11/24日まで東京芸術大学で開催中。
Robert Frank: Books and FIlms, 1947-2016
ロバートフランクまだ現役なんだよな。 90超えて まずそれがすごい。
彼のオリジナルプリントは日本円で8000万円以上して、国外に持ち出せないらしい。
そのことをフランクは決して良く思っていないらしく 自分の写真をもっと世界中の人達に、そしてできれば若い世代にも見せるために自らの写真を新聞紙に印刷し、大学や教育機関を中心に
世界中を廻る展覧会を開催している。
その展覧会に日本での開催が今回の藝大での展示。
そして彼の展覧会場での作品は展覧会終了後に完全に破棄される。
おそらく彼がロクでもないと思っている
アートマーケットに作品を提供しないようにという意図で。
アートとアートビジネスはにて非なるもの何だろうな。
音楽と音楽ビジネス スポーツとスポーツビジネスの関係みたいに。
今回の展示は彼の作品を過去から最新作まで時代を追ってみることができる。
また、写真集の原案に彼がどのように修正を依頼したかも垣間見えて嬉しい。
中々みることのできない映像が見えるのも嬉しい。
ミックジャガー映ってました!
大学の展示らしくフランクが プロとなるためのポートフォリオの展示などもあり見入ってしまった。
最初からロバート・フランクではなくロバート・フランクになったんだ。
多くの子供が写っている写真も印象に残った。最初期から人に興味があるし、人個人というよりはそこに人がいる状況に興味があったんだな
The Americans 以前の London/walls などを見ながら感じた。
後のAmericansを予感させていて
痺れるくらい格好いい。 Tシャツにしたい。
しようかな。
今回のカタログがまた素敵で新聞紙のフォーマットで作成されていた。
インタビューも掲載されていてThe Americansの撮影裏話やアニーリーボビッツのこと有名人ばっか撮っているなんて言っていて面白かった。
ロバート・フランク & シュタイデル展 | Robert Frank: Books and Films, 1947-2016 / 展覧会について | About
展覧会の趣旨に従って、今回の展示作品 は全て破壊される それ自体もイベント化されていて開催が非常に楽しみだ。