アデらない、アデるとき、アデれば、アデル。 2017 グラミー賞
アデル姉さんがグラミー主要3部門独占でしたね。
しかも2年連続。
華やかな踊れるEDMでもない、
観客を魅了するセクシーなダンスを踊るわけでもない。
殺された同胞や社会問題を歌うわけでもない、
誰か歴史に残るアーティストの追討をしているわけでもない
そんな姉さんが
ブルーノマーズのプロデュースとデンジャーマウスのプロデュースされた音楽もそんなもの下地だよと言わんばかりに自分の色に塗り替えて
グラミー3部門受賞だよ。
ねぇ、 2015年の作品なのに。
アデル姉さんのように
数年間何度も何度も何度も心ゆくまで
彫刻家が大理石を掘り進むように
きのすむまで時間をかけて楽曲を作れる
アーティストはどれだけいるんだろう。
しかもそれが世の中に受け入れられるなんて
奇跡みたいだ。
でも
怖いだろうな
かつての自分と比べながら
様々なプロデューサー、ミュージシャンと組みながらも自分を歌うしかない彼女は。
誰かお手本にしていいわけじゃないんだから。
でもそれを成し遂げたんだな。
そして、受賞の場で素晴らしいアルバムを作ったビヨンセを褒めたためんだね。
自分とこんなにもちがうのに。
白鳥は寂しがらずや
海の青、空の青にも
染まず漂う
大分歳下な気もするけど
だからこそ
アデルは姉さん。