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dailyclubselect’s diary

音楽、文学、写真のLIVEレポート

CICADAのYES

吐息っていいですね

CICADAのYES

 


CICADA(シケイダ)- YES

 

Apple Musicの富田ラボのオススメを見て知る。

しかもプレイリストの最後の曲 

 

端正なメロディに 切なさを呼び起こす

ボーカル やけち息継ぎが耳に残って

それがアコギの掠れみたいで、心の琴線も揺れた。

  

深夜番組のエンディングみたい。

 

夢を諦めない人のための歌詞だと

作曲者のギター、キーボードの

若林はインタビューで答えていた。

 

都会にはたくさんの人がいて、自分だけの光を目指して歩いてるんだけど、都会はあんまり暗くて自分だけの微かな光ばかり見てるからたくさんの人が一緒にあるいてるなんて気づかないんだ

 そんなことを思った。

 

センチメンタルな歌詞に

心地よいメロディ

適切な音量と距離感で話しかけるようなボーカル

 

なんども聴く事になるだろうなー。

良質なシティポップを見つけた。 

 

 

Loud Colors

Loud Colors

 

 

 

 

 

ヤバいTシャツ屋さん 集まれ! リズムとシャウト!

なんでTシャツじゃなきゃだめなんですか?

タンクトップじゃだめなんですか?

蓮舫代表も言っていたんだと思う。

 そしてきっと続けて

 

サビにメロディがどうして必要なんですか!

リズムとシャウトでいいじゃないですか!

と 

 


ヤバイTシャツ屋さん - 「あつまれ!パーティーピーポー」Music Video[メジャー版]

 

いやーそれだけで成立するし楽しいよね。

それを証明してくれた一曲 大好き。

元ネタはLMFAOの「Shots」

http://natalie.mu/music/pp/yabat/page/2

 

とても楽しい曲で好きです。

 

ヤバいTシャツ屋さんは

大阪芸術大学で結成されたスリーピースバンド

2015年の出れんの??サマソニ??で特別賞を受賞したことによって一躍注目を浴びる 

 

公式のプロフィール全然違う笑

http://yabaitshirtsyasan.com/profile/

 

フジロックのrookie's a go goへの参加で注目を集めたSuchmos もそうだけどフェス主体の新人発掘って最近目覚ましい活躍見せてますよね。

素晴らしい。  SNSの、発達により選考過程も可視化されて初期から全国的に耳の早いファンが作ってとても良いことだと思う。

 

 

 パンク、メロコアの流れをしっかり受け継ぎながらエレクトロの要素としっかり咀嚼して

無理に世界全体のことを歌うんじゃなくて

自分たちの身近な目の前のことをネタにしながら

歌詞にする。

 

楽しいバンドだな ヤバいTシャツ屋さん

Liveいかないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

アリシア・キーズの『here』が今年度最高アルバムなんじゃないかと思うことについて Alicia keys here

特にアリシア・キーズに思入れがあったわけではなかった。 

 

けれど

M1 the beginning から M2 the gospel の流れは

荒野に協会が立ち上がっていくようで鳥肌がたった。  言葉が、リズムを巻き上げて教会になっていく。

 

タッチの強いピアノにシンプルなビート

大地から湧き上がるような力強くセクシーでありながら 説得力のあるボーカルが胸に響く。

 

MTV アンプラグドを復活させたアリシア・キーズの四年ぶりのアルバムは本当に素晴らしかった。

 

 

母親になったアリシアの文字通りの肉声が伝わってくるようだ

愛が社会と彼女を強く結んでいる。

 

彼女の映画のクライマックスを思わせるようなボーカルの力はもちろん変わらないが

音数はぐっと少なくシンプルになっている

シンプルなリズムやアコースティックギター

縁取られた彼女の声は よりメッセージを伝えるのにふさわしく、同時に親しみやすく感じる。

 

ro69.jp

 

M16 holy war で
私たちは自分を閉じ込めて
私たちは互いを嫌い、恐れて 壁をつくってしまうことはあるけれど

少しずつオープンになれば
私たちはおたがいを癒して、埋めあえるんだと歌う。
私たちは誰かを愛すべきなんだ
お互いをもう少しケアすることができるのだと

 

これはついに大統領になってしまった民主党の大統領のアメリカとメキシコの間に移民排斥のための壁を作ると公約していることや、Brexitのような世界中にひろがる孤立主義の影響が明らかに、色濃く映っている。

 

彼女は

政治的なメッセージを歌うアーティストに影響を受けてきたのに 若いころは政治について語るのを恐れていたという

それが今作では正面から向き合う。それを可能にしたのもシンプルに経験だという。  

その短い言葉には 出産、アーティストとしてのキャリア、人間、音楽家としての成熟その全てがつまっている。

そしてその経験がこのアルバムを過去最高のもににしている。

 

 

rollingstonejapan.com

 

 

アリシアは社会と、時代と向かいあう。

でも社会を恐れない。  

 

何故なら

その手は子供や家族とつながれていて その背後にはプリンスもマービンゲイもボブマーリーもいるから。

 

 

 

www.youtube.com

 

ヒアー

ヒアー

 

 

itunes

HERE

HERE

 

5年後の自分へ

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第2弾「5年後の自分へ」
http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/hatenablog-5th-anniversary

 

はっきり言えるのはアメリカの大統領が今よりは真っ当なひとになっているよ。

できれば我が国の総理大臣も。

 

自分と違う人々を拒絶するのではなく

認め合って 喜びや悲しみをわかちあえる世の中を5年後もさの先も望みます。

 

 

アメリカはジョーカーを引いたのか トランプ大統領の誕生日

なんて日だっ!

www.huffingtonpost.jp

あの暴言ばかりのトランプが アメリカの大統領になった

その理由として説得力があるのは下記の二つの文章だ。

 

映画監督 マイケル・ムーアのこの文章。

www.huffingtonpost.jp

そして下記の文章

www.newsweekjapan.jp

アメリカの白人層でも 貧しく、変化に取り残され

移民や、テロや、産業の変化を恐れていた人たちに

トランプは受け入れていたんだ。

 

 

ただ、 イスラム教徒は入国禁止にしろ

日本は北朝鮮と戦えばいいし、米軍が日本を守っているんだから

もっとお金をアメリカに払った方がいいと発言するような人物が大統領になるなんて

nyaaat.hatenablog.com

 

そして、大統領選の出馬もTVのリアリティーショー

のための売名行為だと思っていたのに。。。

 

勝利が決まった時のなぜか浮かない顔も話題に

blog.livedoor.jp

 

英国がEU離脱したBrexitのように

トランプ氏の発言にも見え隠れする

国際協調より 離脱、分裂の動きが多くなってきてる。

これがこれからの国際社会の中心的な流れになってしまうのか

 

 最近では、トランプの一連の発言は、大統領選に受かるための

アピールで、実際には現実的な政策を打ち出すのではという意見もある。

ただ、その過激な発言を支持した有権者がいなければ彼は当選していない。

 

それに彼の支持者をすぐ裏切るような政策に舵をきる彼のモチベーションは

どこから生まれてくるのだろうか。。。  

あまりにも荒唐無稽な彼の政策を

認めることができず冗談だと思いたいと言う私たち受け手の気持ちが彼の意見

は一種のアピールだという意見には見え隠れして 私はより、不安になってしまう。

 

トランプ大統領の報を受け

レディガガは泣き、

ケイティぺリーは前を向き、私たちは憎しみに支配さえた国のたみにはならない。

と言った。

 

www.huffingtonpost.jp

 

そしてマイケル・ムーア

However this ends, that's where we begin.

確かにこれは(アメリカの選挙戦は)終わった。 

でもここから

私たちは始めるんだ。と語った。

 

ね 大統領が決まっただけで未来が決まってしまったわけではないから。

 

 

トランプ

トランプ

 

 

何者  浅井リョウ

twitterでだれかが
若いっていいなってみんな言うけど
朝おきて16歳になってたらめんどくさくて
二度寝するって書いていた。
 
そのことを思い出した。
若いってしんどいなと思った。
 
自分の将来も恋愛の行方も決めなければ
行けない上に勉強だってある。
 
そして少しづつ違う同年代の仲間や家族の状況
や期待が横目に見える。
 
やること、決めることがあふれているのに
圧倒的に経験不足なんだ。
 
 
 
SNSの使われ方
SNSが隠すもの明らかにするもの
の描写が面白い。
 
ある種のSNSをしかけに使いながら
読み手をぐいっと物語に引き込む
仕組みは面白かった。
 
小説のなか出てくる場面というかシーン
は同じなのに
会話の動きで物語が展開していくのが
舞台脚本に近いように感じた。
劇作家、映画監督の 三浦大輔が演出しているところも
そのような原作の在り方が関係しているのだろう。
 
「何物」かになりたくてでも「何者」でもなかった頃の気持ちを
思い出させてくれるだけでも
 
面白い小説なんだと思う。
そんなことを思ってたことさえすっかり忘れてたんだから。
 

 

何者 (新潮文庫)

何者 (新潮文庫)

 

 

 

トーマス・ルフ展@東京国立近代美術館について 選び手としてのトーマス・ルフ

給水塔の作品でも有名なベッヒァー派の写真家

トーマス・ルフのデビューから現在までの流れを一望できる展示


美術大学での学んだ写真家としてデビューしてから
写真を撮らない写真家となっていく流れがわかりやすく一覧できて、楽しい


彼の作品は古びない。

今見ても2010年の作品のように見える。

その理由は、作品がもつテクノのような
無感情で、無機質な特性だろう。

そこには思い出は刻まれていない。
事実が佇んでいる。

http://gadaboutmag.com/wp-content/uploads/2016/09/Thomas-Ruff-Portrat-I.Graw-P.Stadtbaumer-R.Muller-L.Coelevy.jpg

 

 

彼はどんな写真を撮るかで悩まない。

その代り

写真とはそもそもなんだということを考え続ける。

 

フィルムからデジタルデータに写真を構成する裏側が変わるのであれば


フィルムの裏側であるネガ自体を作品にする。

デジタルの裏側であるデータそのものをも作品にする。

 

そして美しい作品を作るためなら他の人のデータを
使うのもためらわない。

コンセプトはがオリジナルであれば素材は
オリジナルでなくても気にも留めないのだ。

それは近年のことではなく
彼のデビューまもないころの作品からそうだと
この展示では明らかにされる。

 

彼は、写真を世界中の過去から現在までの写真を見つめ

その中から自分にとって必要な写真をパーツとして集めDJやキュレーターのように

作品にする。

 

彼の宇宙への傾倒、愛は有名だが
もちろんNASAや各種衛星から提供される
素材は彼の作品にはなくてはならないものとなっている。

ルフの作品について考えることで
写真自体へ想いがわたる 

そんな広がりのある素晴らしい展示だった。

 

www.momat.go.jp

 

 

 

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